Kindle本執筆に取材は不要です

わりと、本格志向の人が陥りがちなミスですね。

一般に、ビジネスセンスに欠ける人は、
いちいちビジネスを複雑化させようとします。

その定番のパターンが、独力でやり遂げようとするのではなく
他人を巻き込むという展開です。

ここまでのお話しでもおわかりのとおり、
電子書籍を出す上で必要な分量はわずか1万文字です。
そして、その程度の分量なら、
誰でもサクッと2~3時間もあれば書き終えることができます。

それにも関わらず、
たかだか、この1万文字程度の原稿を書くために、
いちいち誰かしらに取材を申し込んで、
ネタを調達しようとするようなムダな手順を踏む人も存在するのです。

たしかに、有名人や著名人に取材をすることで、
いくら電子書籍が売れないとはいえ、
ソコソコの売り上げが期待できるようになるかもしれません。

また、取材を行ったあなた自身の知名度も、
ただ単に本を1冊書き上げた場合よりも、高まるかもしれません。

しかしそれは、万事スムーズに、そして万事うまくいった場合の話であり、
その取り組みがすなわち成果の保証になるわけではありません。

現実的な話をすれば、
取材を申し込んだところで、
その価値のある相手が、応じてくれる可能性は限りなく低いですし、
ノーギャラであるならば、ほぼノーチャンスです。

すなわち、ムダな金銭的コストもそこで発生するわけです。

でもって、その手のお断りも、即座にもらえればまだマシなのでしょうが・・・。

有名人や著名人の場合、即座に、無下に断ると、
逆恨みをされたり、粘着されたりすることがあります。

したがって、結論は決まり切っていても
「検討させていただきます」とか
「スケジュールの調整をして折り返します」といった具合に、
回答を引き延ばすことが多いのです。

ともあれ、それを真に受けて脳天気に待っていると、
これまたムダな時間的コストも発生することになります。

そして、仮に全てがうまくいって、ノーギャラで、即座の対応をいただけたとしても。

今度は、リリースに先駆けて原稿チェックをしてもらう必要が生じますし、
それが即座にフィードバックをもらえるとも限りません。
それこそ、そこまでいって
「やっぱりNGということで」ということにもなりかねません。

実際、この手の大どんでん返しはよくある話です。

ともあれ、取材というプロセスを挟むことは、
他者という不確実性をむやみやたらと盛り込むことであり、
うまく事が運ぶかどうかは神のみぞ知るといった、ギャンブルのようなものなのです。

というわけで、取材をして云々という取り組みは、
金銭的にも、時間的にも、不毛なリスクを負うだけなので絶対に避けましょう。

それと余談かもしれませんが。

この手の、他人を巻き込もうとして展開が遅くなることによる失敗は、
著者業務に限らずあらゆるビジネスで起りうることです。

著者として権威性を獲得し、それをベースにしたビジネスを展開していこうと思った際には、
あらためてこのことを思い出して注意していただければと思います。




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