Kindle本執筆では自己紹介は省略しましょう

なかなか本を書けない人にありがちな傾向として、
真っ先にあげられるのが、この自己紹介に関するこだわりです。

自分をどんな人間としてみてもらいたいのか、
どんな分野の権威者・専門家と解釈して欲しいのか、
その意識にしばられて、
肝心の本題そっちのけで、冒頭の自己紹介の内容に頭を悩ませてしまうのです。

しかし、結論から言うと、その悩みを持つこと自体が無益なことです。
なぜなら、電子書籍は、
基本的に自己紹介などを省略してしまっても問題のないものだからです。

なぜか。

それは、電子書籍を購入するような人たちは、
インターネットを不自由なく使うことができ、
あなたのプロフィールや、人となりについては、
検索して調べるだけの情報リテラシーがあるからです。

ブログやら、公式サイトやら、Facebook、
さらにはメルマガでも、LINE@でも、
何らかの連絡手段がオープンになっているのであれば、
特に自己紹介などをする必要はありません。

むしろ、1万文字の原稿の中で、
その手の既視感のある情報をくり返し見せられる退屈さへの配慮をするべきでしょう。

これが、紙の本の場合ですと、そうも行かないですけどね。
本を手にとって、買ってもらうために、
自己開示をある程度する必要があるわけですからね。

ともあれ、そもそも買ってもらう必要がない、
存在することに意義があるという電子書籍の場合は、
その手の自己開示など必要ないのです。
気になる人は検索をすればいいだけの話ですからね。

あと、そもそもの話をしますと、
冒頭で自己紹介を書くというのは大きな間違いです。

これ、一般的な書籍でも、やっちゃっている著者の人は多いのですが・・・。

たしかに、ビジネスの場では、
商談に入る前に、本題に入る前に、挨拶や自己紹介をするのがマナーでしょう。
しかし、本の場合は、そのアプローチは間違っているのです。

本を買う人は、どういう目的を持っているかというと、
自分の人生をより良くしたい、そう考えているわけです。

あくまで興味関心があるのは、
読者さん自身のことであり、
著者であるあなたのことなど、ハッキリいってどうでもいいのです。

それゆえに多くのベストセラーは、
冒頭の前書きの主語が「あなた」ではじまっています。
むしろ、その書き出しじゃないと売れないことは、
多少なりとも出版をかじった人ならば誰もが知っている常識なのです。

以上のことから、
そもそも自己紹介というのは
著者の自己満足コンテンツでしかなく読者ニーズには含まれないものです。

それゆえに、何か特別な事情でもない限りは・・・
たとえば、あなたが本を書く分野の業務を執り行うのに専門資格が必要な場合、
あるいはより一層専門性を演出できる場合、などですね。

そういったケースを除いては、あれこれ自己紹介をする必要はないのです。

もちろん、こんな反論もあるでしょう。

「せっかく、本を買ってもらった読者さんに自分のことを覚えてもらうチャンスなのに!」

おっしゃることはよくわかります。
ただ、読者さんは、あなたの本の内容を一字一句おぼえているわけではありません。
それどころか、もっとも伝えたいテーマ、タイトルさえもハッキリとは覚えていません。
著者であるあなたの名前を聞いても、すぐには思い出せないでしょう。
これが現実なのです。

結局、本を読んだところで、
読者さんの記憶に残るのは「おもしろかった」という感情だけです。
その感情記憶が積み重なることで、
そこでようやく、あなたの名前が認知され、
あなた個人に対する興味を持ってもらえるようになるのです。

ともあれ、何度もくり返していますが、
本を読んでくれるのは世の中のごくごく一握り・・・
いえ、一つまみの人たちでしかありません。

大半は、あなたが本を出しているということを認知したとしても、
それを読むことすらないわけです。

そもそも、一般書店に流通する紙の本とは異なり、
電子書籍の場合は、
それを手に取るのは、あなたのことをすでにどこかで知っている人が大半なのです。
だから、そういった人たちに対して、
あらためての自己紹介など、かえってまどろっこしいだけなのです。

いずれにせよ、私も含めて、ですが。

本を出したいと思う人は、
程度の差こそあれ、自己顕示欲が強く、
また自分をよく見せたいと考える傾向にあります。

それゆえに、自己紹介を書こうとすると、
どうしてもこだわりが強く出すぎてしまい、
筆が走らなくなってしまうのです。

以上のことから、
そもそも部位として必要ないということもありますが、
筆を止まらせる悪しき要因でもありますので、
自己紹介の記載は省略するというルールを覚えておきましょう。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です