Kindle本では引用を避けましょう

電子書籍であれば、1万文字の分量でOK!

そうはいっても、その1万文字を書くことも大変。
あるいは、なんとか楽をする方法はないかと、
ズボラな考えばかりが先立つ人が、まず思いつくのが
引用によってボリュームを稼ぐという展開です。

しかしながら、
これは本を出すという目的を達成する上では、最低レベルの悪手といわざるをえません。
無許可の引用は法的な問題に発展するので論外ですが。

では、許可を取ればいいのかというと、そうも単純な話でもないのです。

一般に、引用に関する許可の申請は、
相手方を徹底的に急かしたとしても、運が良くて3ヶ月。
相場は半年、長い場合は1年以上待たされます。

そして、注意していただきたいことがあります。

引用の可否をうかがうために、先のような長い期間待たされたからといって、
許可されるとは限らいということです。

引用の是非に関する回答をもらうのにそれだけの時間が掛かるのです。
要は、それだけの期間を待ったあげく、引用が許可されず、
1からやり直し、ということも十分に起りうることなのです。

こんなことをくり返していたのでは、
一生掛かっても1冊の本を完成して世に出すことなんてできるはずがありません。

なお、世の中に流通しているビジネス書は、
そういった長期間の手続きを取った上で販売されているのか、というと。

当然のことながら、ならではの裏ワザを使っています。
限度をわきまえた引用を行って本を完成させて、
事後申請を行っているのです。

ともあれ出版社同士、
こういったことはお互い様なので、それでもトラブルは起きないようになっているのです。

ただ、電子書籍の場合は、
そういったコネクションがあるわけではないですからね。
それこそ、出版社にとっては目障りな存在にもなりうるわけですから、
事後申請のような方法は通じるはずもありません。

したがって、引用という手段は使えないと割り切って、
自らの手で書き上げることに意識を向けるべきなのです。

そもそも、正規の手続きで引用の許可を得ようとするには、
企画書類の準備や、打ち合わせ日程の調整、さらには権利関係の書類作成など、
何十時間という膨大な時間と、何万文字というボリュームの文書を作成する必要があります。

たかだか、2~3時間の作業で完成できるような1万文字の電子書籍のボリュームを稼ぐために、
それだけの時間と、文章を書くなんて本末転倒ですよね。

というわけで、極めて合理性を欠く取り組みなので、
これも封印するべき手法といえるでしょう。




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