Kindle出版では新書をイメージして執筆しましょう

Kindle本を書くときは、新書をイメージして執筆しましょう。

新知識を提供するというよりは、
読者さんの今の価値観の肯定材料、
読者さん自身の価値観を明文化したもの、
そういった位置づけの文章コンテンツにするということです。

本を書いた経験のない人は、
本は全て理論書であるべきと思い込んでいることが多いのですが・・・。
実は、必ずしも、理論を解説するような奥行きのある本である必要はありません。

もっと新書のように手軽で、
時に無責任さを感じるようなゆるい作りで問題ありません。
というよりも電子書籍の場合は、
それくらいの取っ付きやすさがないと読んでもらえません。

ともあれ、新書をイメージして・・・といわれても、
具体的にどんな感じに仕上げるのかを知りたいと思いますので、
ちょっとだけ掘り下げていきたいと思います。

まず、新書とは、
基本構成がタイトルで全てのオチが語られていて、
同じ主張をくり返したり、
その肯定材料を羅列したりするような形式になっています。

良くいえばシンプル、悪くいえばメリハリがなく一本調子。
いずれにせよ、それゆえに、
気の赴くままに筆を走らせても及第点がとれるような性質の本といえるでしょう。

また象徴的な特徴としては、
事実ではなく意見を淡々と語っている場合が多いということです。

学術書の類は、調査や研究に基づく事実がまとめられています。
そして、そういった本を書くには、相応の手間と時間が必要になるわけです。

しかし、新書の場合は
あくまで個人的な意見を主張するだけでOKなのです。
もっともらしい理屈が通っていて、読み物として成立するのであれば、
裏付けとなるようなデータはもちろん、
調査や研究も必要ありません。
極論になりますが、思いつきレベルでスラスラ書くことすら出来てしまいます。

もちろん、まじめで誠実なあなたのことです。

「いくらKindle出版とはいえ、そういった無責任な本が、発信が、果たして許されるのだろうか」

といった疑問を持つかもしれません。

しかし、こういった心配は一切不要です。
なぜなら、読者さんはそこまでの期待を持って、新書を、Kindle本を読んでいないからです。

彼らが求めているのは、心地よい暇つぶしなのです。
だからこそ、そのニーズを満たすコンテンツであるならば、
十分に価値の提供が成り立つというわけです。

むしろ、新書やKindle本に対する世間のニーズの大半がそのようなものである以上、
かえって研究や調査に基づく学術的な内容の方が歓迎されない場合もあるかもしれません。

まぁ早い話が、新書やKindle本というのは、
週刊誌やスポーツ新聞の記事と同じようなものなのです。
もちろん、それらの記事は、取材に基づいて書かれているため、
幾分かは、手間が掛かっているのかもしれませんが。
それでも、基本的な性格に関してはそう大差ありません。

なので、わりとしっかりと作り込もうとすると、
かえって読者さんとの温度差が大きくなるだけですので、
肩の力を抜いて、自由気ままに、思うがままに書くという意識を持った方がよいでしょう。

もっとも「肩の力を抜く意識を持つ」というのは、
何とも矛盾しているかのような、妙な表現ですけどね。

ともあれ、そんな意識を持っていないと、
執筆慣れしていない人は肩に力が入りすぎて、
なかなか筆が走らなかったりするものなのです。

良い意味で適当な力加減で文章を書く。
これこそが、Kindle本を書くときの基本的な心がまえであると覚えておきましょう。




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