Kindleで対談本を書くのは良くない

取材や共著同様に、
他者を巻き込んで失敗するパターンとしては、
対談本という形式があります。

これに関しても、取材本同様に、
スケジュール調整や、ギャラの問題などが絡んできますが、
対談本ならではの問題もあるので、あえて項目を分けて解説します。

まず、2人以上での共著という形になるので、
権利関係でややこしくなることが多いのは、
共著同様に想像に難くないと思います。

ともあれ、それよりも面倒なのは、
対談に値するような相手をキャスティングできるかというそもそもの問題。

そして、仮にできたとしても、
相手の方が格上で、あなたがオマケのようになってしまうという、
権威性が得られないどころか、
かえって権威性を損ないかねないような構図もよろしくありません。

それと、対談本といっても、
全ての会話を書き起こすわけではありません。
読者さんにとって有益な部分を切り出して編集していくわけですが、
そのあたりの確認業務がどうしても必要になります。

それこそ、相手の了承を得るには、
あなたの主張の大半がカットされ、
相手の主張ばかりがクローズアップされるような構成を受け入れざるを得ない場合もあるのです。

これでは、権威性もへったくれもないですし、
読者さんにあなたの主張を届けることもできません。
一体何のための出版なの?とさえ思うのではないでしょうか。

しかしながら、もっともよろしくないのは、
あなたのなりすましが出現しやすくなるということです。

頭の悪い犯罪者は、ただ単にあなたの名前を勝手に名乗ってなりすましをします。
しかし、ずるがしこい犯罪者は、
リアリティの演出のために、
有名人や著名人との対談の様子などの写真を流用してなりすます傾向にあります。
これをやることで、ただなりすますよりも格段に信じ込ませやすくなるのです。

対談本はどうしてもその性質上、
対談している様子の写真などが本に盛り込まれたり、
はたまた宣材用写真として使われたりすることがあります。
ともあれ、これが悪い連中にしてみたら、この上ない変装道具になるのです。

そのような悪辣な犯罪者に目を付けられた場合に、
対談時に撮影した写真によって、
間接的に迷惑を掛けてしまったり、
最悪の場合、信用毀損の原因を作ったと
訴訟問題になりうるトラブルに巻き込まれたりするリスクがあるということです。

取材や共著以上に、対談本には、ならではのリスクをはらんでいるという点で、
避けるべき形式といえるでしょう。




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