サイト誘導やリスト取り目的のKindle本は良くない

これは、インターネット起業家の人たちがよくやっている手法です。

たとえば、本文中に
「詳しく知りたい方はこちらから登録をお願いします」とか
「動画解説はこちらからご覧いただけます」といった具合に、
電子書籍の外に誘導をはかり、メールアドレスを登録させるのです。

他にも電子書籍内で架空懸賞などを行うことで、
アドレス登録をうながすなど、
手口は多様化かつ巧妙化してきています。

ともあれ、彼らが必至になってメールアドレスを集めているのは、
ひとえにそれをうまく運用することで、
電子書籍の印税とは比較にならないほどの、
爆発的な利益を生み出すことができるからです。

しかし、これはあくまで、理論上の話であり。
実際に、その手のアドレス登録をうながす仕組みを盛り込んだところで、
せいぜい登録してくれるのは、10人に1人いるかどうかといったところです。

電子書籍の大半は100冊も売れませんから、
1冊あたり10アドレスの登録があればいい方なのです。

もちろん、プロのインターネットマーケターであれば、
10アドレスもあれば、100万円を超える売り上げを得ることも可能です。
ただ、あいにく、その10アドレスは、
リサーチと称して同業者の手法をパクることを目的とした人たち、
すなわち産業スパイであることがほとんどなのです。

ともあれ、いまだに、その手のムダなアドレス集めの仕組みが展開されているのは、
そして有効な手段であるかのように勘違いしている人が多いのは、
それだけアドレス集めに苦労している人が多いからでしょう。

「電子書籍にアドレス集めの仕組みを仕込めばアドレスが集まって儲かりますよ!」といえば、
お金を払ってその手法を学ぼうとする人はたくさんいますからね。
実際、そういう商売をしている人を見かけたことがあるのではないでしょうか。

しかしながら、こういった露骨なアドレス登録の仕組みを盛り込むことは、
著者の浅ましさばかりが強調されてしまいイメージが良くありません。

著書があることで権威性を演出できているのに、
いざその著書を買って読んでみた瞬間に、読者さんの気分が萎えてしまうのです。
ガツガツしている感があるというか、その露骨さに抵抗感を持つ人が多いのです。

あと、そもそもの話をしますが。

著者になれば、本を買って読んでもらえば、
特にリスト取りをせずとも、お客さんは自分の周りにいついてくれるものです。

すなわち、インターネット起業家の人たちは、
ことあるごとに、やれリスト化だ、アドレス集めだ、と躍起になっていますが。
リスト化する必要のないつながりが、著者と読者の間には発生しうるのです。

ゆえに、無理にそこで、何かをしようとする必要はありません。

ほら、尾田栄一郎さんがメルマガをやっていますか、
そしてそこにアドレス登録をしないと、ONE PIECEの最新刊を買わないですか。
そんなことないですよね。

ちょっと極論になりますが、要はそういうことなのです。

それに、実際にアドレス登録をしてくれた上で動いてくれるような読者さんは、
著書内でアドレス集めをしなくても、
たとえばあなたの公式サイトやブログから、アドレス登録をしてくれるものなのです。

いずれにせよ、アドレス登録をうながす仕組みは、
一見マーケティング的に、理に適っているかのように誤解されがちですが。

インターネット起業家たちが、その手の手法に躍起になっているがゆえに、
どうしても俗っぽさが出てしまう感は否めません。

結果として、せっかく著者になることで得られる権威性にも
ネガティブな影響が出かねませんので、やはり心の余裕を持って控えた方が無難でしょう。




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