なぜ、コピーライティングを学んでも稼げるようにならないのか

おそらく、あなたは、コピーライティング理論と聞くと、
AIDMA理論だとか、
神田昌典先生のPASONAの法則をイメージなさるかもしれません。
 
そして、もしかしたら、それらの理論を駆使して、
すでにいくらかのお金を稼いできていることでしょう。
 
 
しかし、決定的なことを1つ、いいますね。
 
 
実はその理論、使わなくても売れたと思います。
 
 
「うそだ!」
 
「AIDMAを使うまでぜんぜん売れなかったぞ!」
 
「神田先生の理論を冒涜する気か!」
 
 
こういった反論もあることでしょう。
 
しかし、現実問題として、
コピーライティングにおいて、
必ずしもAIDMA理論やPASONAの法則は、欠かせないものではないのです。
 
たとえば、Appleストアのサイトをご覧になってみてください。
 
ページの冒頭部にレターを読ませる入り口となるような
インパクト絶大なヘッドラインが書かれているでしょうか。
 
サイトを訪れた人の心をつかんで離さない、
強烈なオファーが書かれているでしょうか。
 
ふんどしみたいな長ったらしいセールスレターが書いてあるでしょうか。
 
そんなものは、一切ありませんよね。
  
 
さて、そこで考えていただきたいのですが。
 
あなたがご存じの、いわゆるコピーライティングで売れているであろう商品、
セールスレターの素晴らしさで成約が取れていると考える商品を
思い浮かべてみてください。
 
その中で、Appleストアに陳列されているたった1つの商品よりも
売れているものがあるでしょうか。
 
おそらく、ただの1つもないと思います。
 
それこそ、iPhoneやMacBookといった売れ支持はもちろんのこと、
下手をしたらiPadのカバーよりも売れている商品すら
存在しないのではないでしょうか。
 
そうなのです、これがセールスの現実なのです。
 
しかし、それにも関わらず、
コピーライティングについて学ぼう、
レターのスキルを身につけて、ペン一本で稼ごう、と意気込む人は、
大概、小手先のテクニックばかりを学びたがります。
 
そして、そのテクニックを学びさえすれば、
魔法のように自分の商品やサービスが
飛ぶように売れまくると勘違いしている人があまりに多いのです。
 
さらに、この幻想は、
個人のみならず、法人レベルにも浸透しているようで、
当社に寄せられるコピーライティング観連のお仕事の依頼は、
ほとんどが、この手のコピーライティングの魔法という
幻想に惑わされてのものなのです。
 
基本的にコピーライティングの書籍、教材、塾の市場を構成しているのは、
この手の幻想に惑わされている人たちです。
 
そして、指導者達は、それを理解した上で
彼らのニーズにマッチするようなノウハウ・ハウツーを提供すれば、
いい商売になるとわかっているのです。
 
ただ、だからといって、
彼ら指導者達が、いずれも悪辣な詐欺師連中かというと、
決してそんなことはありません。
 
むしろ、本物の悪辣な詐欺師連中は、
コピーライティングの本質を知りながらも、もったい付けて話さず、
書籍や教材や塾などで、見当違いのことを教えるといった
狡っ辛い商売をすることはありません。
もっと効率よく、スケールの大きな稼ぎが期待できることに悪用します。
 
では、なぜゆえに、世間一般のコピーライティング書籍、教材、塾は
学んでも稼ぎにつながらないのか。
 
それこそ、詐欺だのなんだのと、
穏やかではない批判が相次ぐほどに、質の低いものばかりなのでしょうか。
 
 
その答えはいたってシンプル。指導者が無知だからです。
 
無知であるがゆえに、
AIDMA理論や、PASONAの法則を使わずとも売れた場面を、
「その理論があったからこそ売れた」
と盲信していて、
なおかつ自分ならではのアレンジを根拠にして、
それを新理論、追加理論として売りに出しているというわけです。
 
 
考えてもみてください。
 
AppleストアのサイトでiPhoneが1年間で2億台売れました。
売上金額は約15兆円です。
 
さて、この実績を踏まえて
「わずか1年間で世界中に2億個もの商品を売りまくり、
 年間売り上げ15兆円を達成したApple式アンリミテッドコピーライティングメソッド」
なんて理論が発表されたらどうでしょうか。
それを学んだ人が、誰もが15兆円の売り上げを得ることができるでしょうか。
 
おそらく、その1万分の1すら無理だと思います。
 
 
いささか、例が極端に思われたかもしれませんが、結局はこういうことなのです。
 
商品やサービスが圧倒的に強いがゆえに、売れた実績を、
あたかも優れた理論によって売れないものが売れたかのように勘違いしてしまう、と。
 
コピーライティングの書籍、教材、塾の周りには、
この手の誤解が非常に多いのです。
 
ただ、誤解のないように強調しておくと、
たしかにコピーライティングの力によって売ることはできます。
 
しかしそれは、断じてAIDMA理論や、PASONAの法則といった
難解で堅苦しい、暗記するのが大変なものではありません。
もっとシンプルで、それこそ30文字程度であらわすことができるようなものです。
そのいわゆるコピーライティングの極意とも呼べるものが何であるかは、
また別の機会でお話しさせていただきますが・・・。
 
しかし、今の段階では、
今まで効果的と誤解されてきた、
先の理論への盲信を取り払ってください、と。
このことだけをあらためて強調しておこうと思います。
 
 
なお、AIDMA理論や、PASONAの法則の効果を
全面的に否定しているわけではありません。
 
ただ、実を言うと、
普通に商品やサービスを売り込もうとするならば、自然とその流れになるのです。
理論だの法則だの、そんな大層なものではないのです。
ニュートラルな状態の人間が、何かを売り込もうとすると、提案をしようとすると、
勝手にその流れで論理が展開されるものなのです。
 
むしろ、理論や法則を重視しすぎるからこそ、
一連の話がぎこちなくなったり、
はたまたうさんくさい、詐欺師っぽい文章になったりするのです。
 
というわけで、
今まで、やたらと過大評価され、
時に神格視すらされてきたAIDMA理論やPASONAの法則ですが。
 
残念ながら、それ自体に、
何か魔法のような、特別な効果がある、というわけではないのです。
 
せいぜい、お客さんの前だと頭の中が真っ白になってしまう人が、
普段通りのセールストークを展開できるようになる、
それくらいのありきたりな効果しかないのです。
 
ちょっとガッカリされたかもしれませんが、
この現実を理解しないことには、
いつまでたってもコピーライティングの本質に迫ることはできませんからね。
 
以上、踏まえた上で、コピーライティングの本質を学ぶと良いでしょう。




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ABOUTこの記事をかいた人

関口智弘(せきぐちともひろ)
1979年9月8日生まれ/埼玉県出身/メンサ会員

「あなたの知識や経験が本になる!」をコンセプトに、電子書籍出版塾を主催しています。