ティンバーランドにみる斜陽の兆候

ティンバーランドという
クツのメーカーをご存じでしょうか。

アウトドア系の
トレッキングシューズやブーツが
主力商品なのですが・・・。

私が大学生の頃とかは、
イケてる系ファッションアイテムの1つとして
かなり人気があったのですが。

あいにく、今は、
見る影もないような印象です。

その背景にあるのが、
主要の流通先であるABCマートの
地方イオンへの出店でしょうか。

アウトドア系のゴツいデザインは、
いわゆるマイルドヤンキーの琴線に触れ
さらによく売れるようになったのですが・・・。

その一方で、彼らの所得状況を鑑みて、
若干ですが、価格帯を下にしています。

その結果、さらに爆発的に
流通するようになりました。

ただ、その一方で、
田舎のマイルドヤンキーファッションという
ダサいファッションの代名詞になってしまい
今や、おしゃれアイテムとして見る人は1人もいません。

ともあれ、クツはコモディティ商品ゆえに、
流通を広げて売り上げを増加させたい、という考えは
当然のことだとは思うんですけどね。

ただ、既存のロイヤルカスタマーが嫌悪するような対象に
深く刺さって受けるようなアプローチにしたのは
正直、失敗じゃないかな、と思いました。

実際、都心部でティンバーランドのブーツを履くとか、
完全にお上りさん扱いで、嘲笑の対象ですからね。

一方、競合ブランドのメレルに関しては、
ある意味、ティンバーランドの後塵を拝したわけですが
それ幸いに、ブランドの維持が出来ていますよね。

なので、ブームをあえて追わなかった、
市場を無理に広げようとしなかった、
その冷静さが、今につながっている印象です。

どんな市場にもいえることなのですが、
やはり、適正規模を超えた広がりで得られるのは、
好ましい属性ではないということでしょうね。

というわけで、
集客に苦労するようになったならば、
売り上げが停滞するようになったならば、
ターゲットを広げるよりも、
市場の衰退と考えて、
選択と集中を徹底した方が良いと思われます。




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