ファンサービスとジレンマ

この前、著作権侵害事件について話したら
わりかし反応が良かったので。

今日は、ちょっと掘り下げた話をしておきます。

詳しく聞きたい、という
リクエストがあったわけではないですが。

一方で、著者としての心がまえを持つ上で
ふれておきたい経験でもあるので。

さてさて。

私の起業家仲間の著作物が侵害されたのは
2012年のことでした。

かなりの力作だったので、
彼も、はらわたが煮えくりかえる思いだったのか。

何のためらいもなく
訴訟を検討したそうです。

で、その被告が、
事件からさかのぼること3年前
私が2009年に1回だけ会った人でした。

当時の私は、
著書こそありませんが
起業家として名前が売れつつある状況でした。

ゆえに、会合に参加するたびに
「あぁ、あなたがあの関口さんなんですね!」
と、好意的な反応をいただけることが多かったのです。

そんな、何度かあった会合のうちの1つで、
先の被告と会っていたようでした。

それまでも、他の方々から
一緒に記念写真を・・・
というお願いを受けてはいたんですが。

彼からの依頼もまた、
同じようなものの一環であると、
勝手に思い込んでいたのです。

が・・・

それが、認識の甘さというか、
私の失敗でした。

結局、その彼は、
私以外にも、
様々な起業家との記念写真をブログに掲載し
あたかも豊富な地脈があるかのように装っていました。

そして、詐欺的な商売をくり返していたようです。

さすがに、これは考えすぎかも知れませんが、
数ある写真の中から私との写真を見つけて

「関口の友だちの推奨している商品なら安心だろう」

そう考えて、
悪徳商法に引っかかった人がいるのではないかと
心配になったこともあります。

ともあれ、この一件以来、
私は、写真のお願いに関しては、
積極的には応じなくなりました。

依頼を受ける場合であっても、
必ず手荷物として持っている自身の著書を持っていただき
著者と読者の関係で撮影をするよう徹底しました。

さすがに、最近では、
著者コミュニティのメンバーや、
ビジネスコミュニティのメンバーとしか、
会わないですけどね。

あとまぁ、本音をいうと、
会う価値のある人がそれほど多くない・・・。

いずれにせよ、あなたも今後、
著者になって知名度と権威性を手にするわけです。

それを悪用しようと
近づいてくる悪党がいるかもしれません。

だからこそ、記念撮影やサインに応じるのは結構ですが
その後の使われ方のリスクについても
理解した上で節度を守って接しましょう。




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